甲子園中止の翌日、初SGLへ。阪神二軍戦が想像以上に熱かった【第2部】

前日の甲子園観戦は、まさかの雨天中止。

2年ぶりの甲子園だっただけに、正直かなり残念でした。

ただ、せっかく関西に来ている。

このまま帰るのはもったいない。

そう思って翌日に向かったのが、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎でした。

SGLに移転してから、阪神の二軍戦を現地で見るのは今回が初めて。

最初は、

「二軍戦でも阪神の雰囲気を味わいに行こう」

くらいの気持ちでした。

でも実際に行ってみると、想像以上でした。

アクセスの良さ、球場の見やすさ、ファンの熱量、選手との距離感。

そしてこの日は、期待のドラ1・下村海翔投手の実戦初登板まで見ることができました。

前日の甲子園中止は悔しかった。

でも、その悔しさがあったからこそ、初めてのSGL観戦に出会うことができました。


目次

日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎は、阪神の新しいファーム本拠地

日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎は、阪神タイガースの新しいファーム本拠地です。

公式サイトによると、2025年3月に開業した新しい球場で、方角やグラウンドの形状・仕様は阪神甲子園球場と同様に作られているとのこと。

内野スタンドは約3,600席。

臨時外野席を含めると、最大で約4,400人を収容できる球場です。

いわゆる「二軍球場」という言葉から想像するより、かなり立派です。

実際に現地で見ると、単なるサブグラウンドではなく、

“若虎を育てるための本格的な拠点”

という印象を受けました。

ライト後方には「阪神タイガース」と書かれた大きな建物も見えます。

球場だけでなく、練習施設や選手の生活空間も含めて、ひとつの育成基地になっているような雰囲気。

甲子園が「完成された阪神」を見る場所だとすれば、SGLは「これからの阪神」を見る場所。

そんな感覚がありました。


大物駅からのアクセスは想像以上に良かった

初めてSGLへ行く人が気になるのは、やはりアクセスだと思います。

結論から言うと、かなり行きやすいです。

自分は大物駅から歩きましたが、感覚としては10分かからないくらい。

以前の鳴尾浜と比べると、アクセスはかなり良くなった印象です。

Google map使わなくても簡単に辿り着けました。

梅田方面から向かうと、左手に球場が見えてきます。

初めてでも、

「あ、あれがSGLか」

と分かりやすい。

この“迷いにくさ”は、地方から来る阪神ファンにとってかなりありがたいポイントです。

さらに便利だったのが、大物駅周辺の買い物環境。

駅にはマックスバリュが直結していて、近くにはセブンイレブンもあります。

観戦前に飲み物や軽食を買うには十分。

特に夏場は、飲み物を事前に確保できるのは大きいです。

甲子園ほど大きな球場グルメを期待する場所ではないかもしれませんが、駅周辺で準備できる安心感はかなりありました。


一軍が遠征中の日、平日でもSGLはほぼ満席だった

正直、平日の二軍戦なので、もう少しゆったり見られると思っていました。

しかし実際は、一塁側も三塁側もほぼ満席。

かなり驚きました。

どうやら、一軍が遠征中で甲子園で試合がない日は、平日でも満席になることがあるようです。

でも、現地に行くと納得できます。

SGLは、単なる二軍戦の会場ではありません。

若手を近くで見られる。

練習から見られる。

選手の声や動きが近い。

そして、未来の阪神を感じられる

阪神ファンにとっては、十分すぎるほど魅力があります。

特に印象的だったのは、席が埋まるスピードです。

一塁側も三塁側も最終的にはかなり埋まっていましたが、明らかに一塁側の方が早く埋まっていました。

阪神ベンチ側であること、練習が見やすいこと、日陰になりやすい時間帯があることなど、いくつか理由はありそうです。

断定はできませんが、初めて行く人は「一塁側は人気が高い」と思っておいた方が良さそうです。


17時前から練習を見られるのが、二軍戦の大きな魅力

この日、阪神の練習は17時前くらいから見ることができました。

そして17時20分くらいには、練習が終わったように見えました。

もちろん試合日や状況によって違うと思いますが、少なくともこの日は、早めに行ったことで練習の雰囲気を楽しめました。

二軍戦の面白さは、試合だけではありません。

むしろ、練習にこそ現地観戦の価値があると感じました。

キャッチボールを見ているだけでも、選手の特徴が見えます。

この日、特に印象に残ったのは、西純矢投手と井坪陽生選手

キャッチボールの段階でも、肩が強く、送球が正確に見えました。

テレビ中継では、試合中の結果やプレーが中心になります。

でも現地では、試合前のキャッチボール、守備練習、選手同士の声かけまで見える。

そこに、二軍観戦ならではの楽しさがあります。


山田は柔らかく、百崎は力強い。守備練習だけでも個性が見えた

守備練習で印象に残ったのが、山田脩也選手と百崎蒼生選手です。

評論家の方がよく言う、

「山田は柔らかい」

「百崎は力強い」

という表現。

正直、テレビで見ているだけだと分かったようで分からない部分もあります。

でも現地で守備練習を見ると、少し腑に落ちました。

山田選手は、捕球から送球までの流れがなめらかに見えます。

力で押し込むというより、身体の使い方に余裕がある印象。

一方の百崎選手は、打球への入り方や送球に力強さを感じました。

同じ内野手でも、動きの質感が違う。

こういう違いを近い距離で見られるのは、SGLの大きな魅力です。

トラ技師目線で言えば、二軍観戦は「結果」だけを見る場所ではなく、身体の使い方や成長過程を見る場所でもあります。

若い選手がどんな動きをしているのか。

どこに強さがあり、どこに伸びしろがありそうか。

そういう視点で見ると、二軍戦はかなり面白いです。


座席はかなり見やすい。ただし日陰とファールボールには注意

SGLでまず感じたのは、座席からの見やすさです。

安全ネットはありますが、太いロープのような視界を大きく邪魔する要素が少なく、かなり見やすい印象でした。

選手の動きが見える。

打球の速さが分かる。

守備位置の変化も分かりやすい。

二軍球場らしい“近さ”と、新しい球場らしい“見やすさ”が両立しているように感じました。

一方で、席選びでは日陰も大事です。

この日は一塁側が早い時間から日陰で、かなり涼しく感じました。

その後、約1時間遅れて三塁側内野席も日陰に入ってきました。

夏場のSGL観戦では、この日陰の差はかなり重要だと思います。

特に子連れや高齢の方、暑さに弱い人は、どの時間帯にどの席が日陰になるかを意識した方が良さそうです。

もうひとつ注意したいのが、ファールボールです。

特に一塁側内野席の外野寄りは、強いファール打球が来ることがありました。

SGLは選手との距離が近い分、打球の速さもかなりリアルに感じます。

試合中は、スマホばかり見ずに打球方向を意識することが大事です。

実際にこの日の試合でも5球くらい一塁側内野席の外野寄りの近くにボールが飛んできました。

子連れ観戦では特に注意したいポイントだと感じました。


サトテル弁当とビール。SGLは“球場時間”も楽しい

この日は、サトテル弁当も食べました。

お肉がいっぱいで普通に美味しかったです。

ただ、正直な感想を言うと、

「温めたい」

と思いました。

冷めても美味しいのですが、温かければさらに満足度が上がりそうです。

こういう細かい感想は、実際に現地で食べないと分かりません。

そして、球場観戦といえばビール。

この日は売り子さんやスタッフさんの雰囲気も良く、ついついビールが進みました。

気づけば5杯。

完全に飲みすぎです。

ただ、それくらい球場の雰囲気が良かったということでもあります。

SGLは、甲子園のような大熱狂とは少し違います。

でも、選手との距離、ファン同士の距離、スタッフさんとの距離が近い

ゆっくり野球を楽しむ空気があります。

これは一軍戦とはまた違う魅力です。


この日のハイライトは、下村海翔投手の実戦初登板

この日の大きなハイライトは、期待のドラ1・下村海翔投手の実戦初登板でした。

正直、めちゃくちゃ盛り上がりました。

下村投手が登板する空気になると、球場の視線が一気にマウンドへ集まったように感じました。

「あ、これは特別な瞬間だ」

現地でそう感じました。

ただ、残念ながら写真は撮れませんでした。

理由は2つあります。

ひとつは、純粋に盛り上がっていて見ることに集中していたこと。

もうひとつは、スマホの充電がかなり減っていたことです。

実はこの日、SGLで二軍戦を見ながら、虎テレで一軍戦もチェックしていました。

さらに写真も撮り、情報も確認していたので、スマホの電池が一気に減ってしまいました。

後半は写真を撮る余裕がなくなり、

“撮る”より“見る”

に切り替えるしかありませんでした。

でも、これはこれで良かったのかもしれません。

写真は残せませんでしたが、あの空気はかなり記憶に残っています。

下村投手の登板を見ようとする球場の熱量と期待感。

静かに見守る感じ。

これは現地でしか味わえないものでした。


平田監督が出てきた瞬間、試合前で一番盛り上がった

もうひとつ印象的だったのが、平田監督です。

メンバー表交換で平田監督が出てきた時、試合前で一番盛り上がっていたように感じました。

これも阪神らしいなと思いました。

若手選手への期待ももちろん大きい。

でも、それだけではなく、監督やコーチを含めて、阪神というチーム全体をファンが見ている。

SGLはその距離感が近いです。

甲子園ではなかなか見えにくい、ベンチの雰囲気や人間味が伝わってきます。

二軍戦は、単に若手選手を見るだけではありません。

阪神という組織の空気を近くで感じる場所でもある。

そう感じました。


SGL観戦で学んだこと

初めてSGLで阪神二軍戦を観戦して、大事な学びがたくさんありました。

  • SGLは大物駅から近く、初めてでも行きやすい
  • 駅直結のマックスバリュと近くのセブンはかなり便利
  • 一軍が甲子園にいない日は、平日でも混雑する可能性がある
  • 一塁側は早く埋まりやすい印象だった
  • 練習を見るなら早めに行く価値がある
  • 一塁側は早い時間から日陰で涼しかった
  • 三塁側も時間が経つと日陰に入ってきた
  • 安全ネットは比較的見やすく、観戦ストレスは少なかった
  • 一塁側内野席の外野寄りは強いファールボールに注意
  • サトテル弁当は美味しいが、温めたくなる
  • 虎テレで一軍戦も見ながら観戦するならモバイルバッテリー必須
  • 二軍戦は結果だけでなく、練習・動き・空気感を見るのが面白い

特にスマホの充電問題は、完全に反省点です。

電子チケット、写真、動画、SNS、虎テレ、天気確認、帰りの電車。

今の現地観戦は、スマホをかなり使います。

地方から来る人ほど、モバイルバッテリーは必須だと思いました。

一塁側内野席からはブルペンも少し見えました

まとめ:SGLは“未来の阪神”を近くで感じられる場所だった

前日の甲子園は、雨で消えました。

2年ぶりの甲子園だっただけに、本当に残念でした。

でもその翌日、SGLで思いがけないリベンジ観戦ができました。

そして分かったことがあります。

阪神二軍戦、想像以上に面白いです。

甲子園が「完成された阪神」を見る場所だとすれば、SGLは「未来の阪神」を見る場所。

キャッチボール。

守備練習。

若手の動き。

平田監督への歓声。

下村投手の実戦初登板時のどよめき。

どれも、テレビでは味わえないものでした。

試合結果だけを追うなら、スマホでも十分かもしれません。

でも、選手の成長や球場の空気を感じるなら、やはり現地には現地の価値があります。

甲子園中止の翌日に訪れた、初めてのSGL。

結果的に、かなり濃い阪神遠征になりました。

雨で終わったはずの観戦旅は、SGLでしっかりリベンジできたと思います。

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