【阪神試合後カルテ】巨人に3-2逆転勝ち!下村海翔がプロ初勝利、坂本逆転2ランで首位攻防戦3連勝【8月13日】

阪神3-2巨人。

東京ドームでの首位攻防戦は、阪神が3連勝で締めくくりました。

2点を先制され、バント失敗で同点機も逃す。前2戦のような快勝ではありません。

それでも佐藤輝明がすぐに反撃の一発を放ち、坂本誠志郎が自らのミスを逆転2ランで取り返す。そして下村海翔が粘って5回2失点。

接戦をひっくり返して守り切った3戦目だからこそ、大きな意味を持つ1勝だったと思います。試合は18時開始、21時17分終了でした。


目次

30秒でわかる今日のカルテ

項目今日の診断
🐯 試合結果巨人2-3阪神
🟢 GOOD下村5回2失点、坂本逆転2ラン、救援陣4回無失点
🔴 BAD4回無死一、二塁で坂本がバント併殺/森下への死球
🩻 勝負の分岐点2点先制された直後、佐藤輝明の27号ソロ
🐯 MVP下村海翔

阪神は7安打3得点。佐藤の27号、坂本の6号で逆転し、下村が待望のプロ初勝利。工藤泰成が2セーブ目を挙げました。


🩻 トラ技師POINT|今日の勝負を分けた3つのポイント

POINT① 2点取られた「次の攻撃の先頭」でサトテルが一発

3回裏。

下村が先頭・石塚を四球で歩かせると、中山礼都に左中間への2ランを浴びます。

0-2。

前2戦を快勝しているとはいえ、東京ドームの首位攻防戦。最終戦で先に2点を取られれば、当然巨人側に流れが傾きます。

その直後の4回表。

先頭は4番・佐藤輝明。

カウント0-1から西舘のボールを捉え、ライトスタンドへ27号ソロ

わずか一振りで2点差を1点差にしました。

これが大きかった。

ホームランなので派手なプレーですが、トラ技師的に注目したいのは**「いつ打ったか」**です。

もし4回が三者凡退なら、巨人側は「先制した直後をゼロで抑えた」という流れになる。

しかし4番がいきなり一発。

巨人に傾きかけた流れを、攻撃開始直後に引き戻した。

前日150号を達成した佐藤が、この日も大事なところで仕事をしました。


POINT② 坂本、バント併殺の悔しさを逆転2ランで晴らす

佐藤のホームランの後も阪神は攻めます。

大山が四球。

前川がライト前ヒット。

無死一、二塁。

2-1まで追い上げ、完全に押せ押せのムードでした。

ここで坂本に送りバント。

しかし初球はファウル。2球目を捕手前に転がすと、大城が三塁へ送球し、さらに一塁もアウト。

捕ゴロ併殺打。

藤川監督がリクエストしましたが、判定は変わりませんでした。

これは痛かった。

個人的にも「ああ……この流れでそれは痛い」と感じた場面です。

ところが坂本は終わりません。

6回。

1死からこの日2安打目となる前川ではなく、前川が四球を選んで一塁へ出塁。続く坂本が2-2からレフトスタンドへ。

逆転の6号2ラン!

2-1から一気に3-2です。

4回にはチャンスを潰した。

6回には自分のバットで試合をひっくり返した。

野球は一つのプレーだけで終わらない。

失敗した選手に、もう一度取り返す機会が来る。

今日の坂本は、それを象徴するような試合だったと思います。


POINT③ 下村海翔、先制されても崩れない。投球だけでなく「野球選手としてのセンス」

今日の下村は5回94球。

4安打、1本塁打、1四球、6奪三振、2失点。

これでプロ5度目の登板にして、待望の初勝利です。

数字以上に印象的だったのが、先制された後です。

3回、四球から中山に2ラン。

それでも後続を3人で切り、追加点を許しませんでした。

そして4回裏。

先頭・泉口に二塁打を許し、大城にも安打。

1死一、三塁。

ここでキャベッジを空振り三振。

さらに2死一、三塁から石塚の打球はピッチャーライナー

下村が自ら好捕してピンチを脱しました。

ここは本当に大きかった。

打球が抜けていれば追加点。

2-1から3-1となっていた可能性があります。

5回にも最後は松本のピッチャーゴロを自ら処理。

投球だけでなく、マウンド周辺での反応や身のこなしを見ても、下村には「野球選手としてのセンス」を感じます。

今季は7月21日のDeNA戦でプロ初打点も記録しており、投げるだけの選手ではないところも面白い。

トミー・ジョン手術から長いリハビリを経て、ようやくつかんだプロ初勝利。

ヒーローインタビューで両親への感謝を語る下村の姿を見て、トラ技師も思わず涙でした。


🟢 GOOD POINT|今日よかった3つ

① ダルベックを完全に封じた

この3連戦で特に怖かった打者がダルベックです。

11日、12日と阪神戦で本塁打。

しかし今日は、

三ゴロ、見逃し三振、空振り三振、三ゴロ併殺。

4打数無安打、2三振。

特に8回。

1死一、二塁でダルベックという、この日最大級に怖い場面でした。

岩崎が三ゴロ併殺。

前2試合で打たれていた相手を、最後の最後まで封じ切った。

1点差ゲームだからこそ、この攻略には大きな価値がありました。

② 前川右京が2安打+四球で3出塁

前川は、

3打数2安打1四球。

2回に中前安打、4回に右前安打。

そして6回には四球を選び、その直後に坂本の逆転2ランで生還しました。

ホームランを打った佐藤や坂本に目が行く試合ですが、逆転弾の前に走者がいなければ1点しか入りません。

坂本の2ランを「逆転弾」にしたのは前川の出塁。

こういう部分も忘れたくありません。

③ 木下→岩崎→工藤、4イニング無失点

下村は5回で降板。

1点リードの6回からはリリーフ勝負です。

まず木下。

6回は泉口を二ゴロ、ダルベック、大城を連続三振。

7回もキャベッジ、丸から三振を奪うなど、2回無安打4奪三振無失点。前日に続いて素晴らしい投球でした。

8回は岩崎。

走者を背負いながら最後はダルベックを併殺。

そして9回は工藤。

大城を右飛にすると、キャベッジを空振り三振、石塚を見逃し三振。

1点差の9回を三者凡退。

工藤は2セーブ目を挙げました。

昨日に続く木下。

そして最後を任された工藤。

藤川監督がブルペンの選択肢を広げながら戦えていることも、終盤戦へ向けて大きいと思います。


🔴 BAD POINT|今後に向けて気になった2点

① 4回のバント併殺はやはり痛かった

最終的には坂本自身が取り返したので笑って振り返れます。

ただし、4回無死一、二塁のバント併殺は、この試合で最ももったいない攻撃でした。

1点差。

佐藤のホームラン直後。

大山、前川と続いて無死一、二塁。

流れを一気に持ってこられる場面だっただけに、攻撃が急停止したダメージは大きかったと思います。

結果的に勝ったからこそ、次につなげたいポイントです。

② 森下への死球にはやっぱりヒヤッとする

1回2死。

西舘の初球、146キロの直球が森下の背中に直撃。

藤川監督ら首脳陣もベンチを飛び出し、東京ドームが騒然としました。森下は前日にも死球を受けていました。

阪神ファンとしては、やはり腹が立つ場面です。

ただし、故意だったと決めつけることはできません。

重要なのは森下がそのままプレーを続け、9回にはレフトへの安打も放ったこと。

今後、痛みや腫れなどが残らないことを願いたいです。


試合経過|重要場面だけ振り返る

3回裏|中山の2ランで巨人が先制

石塚への四球から、中山に1号2ランを浴びて0-2。

下村が初めてリードを許します。

4回表|佐藤27号で即反撃も、坂本バント併殺

先頭・佐藤が27号ソロ。

さらに無死一、二塁まで攻めましたが、坂本のバントが併殺となり、同点には届きませんでした。

4回裏|下村が1死一、三塁を無失点

泉口、大城に安打を許しながら、キャベッジを三振。

最後は石塚の投直を自ら捕球して無失点。

ここで追加点を許さなかったことが、後の逆転につながりました。

6回表|坂本が逆転2ラン

前川が四球。

1死一塁から坂本が左翼席へ6号2ラン。

阪神が3-2と逆転しました。

6〜9回|リリーフ陣が1点を守り切る

木下が2回無失点。

岩崎が8回のピンチを併殺で切り抜け、9回は工藤が三者凡退。

阪神が接戦をものにしました。


🐯 今日のMVP|下村海翔

坂本の逆転2ランも捨てがたい。

佐藤の反撃弾も大きかった。

それでも今日のMVPは、下村海翔にしたいと思います。

5回94球、4安打2失点、6奪三振。

2点を先制されても崩れず、4回の大ピンチも自らの好守で切り抜けた。

そして何より、これがプロ初勝利。

2023年ドラフト1位。

入団後は右肘のトミー・ジョン手術を受け、長いリハビリを経て2026年に一軍デビューしました。

すぐに勝ち星がつかなくても、ここまで4試合すべて5イニング以上を投げ、自責点2以下でゲームを作っていました。そして5度目の先発でようやく白星です。

ヒーローインタビューで見せた涙。

両親への感謝。

ここまでの道のりを考えると、こちらまで込み上げるものがありました。

下村海翔、プロ初勝利。本当におめでとう!


💊 次戦への処方箋|3連勝の勢いより「切り替え」

次戦は翌8月14日(金)18時、マツダスタジアムで広島戦

阪神は才木浩人、広島は森下暢仁の先発予定です。

巨人との首位攻防戦を3連勝し、ゲーム差は3まで広がりました。

ただ、明日はまた0-0からです。

しかも才木―森下なら、今日以上に1点の重みが増す可能性があります。

今日のように、

先制されても焦らない。
走者をためる。
投手が粘る。
終盤をブルペンで守る。

東京ドーム3連勝の勢いを持ち込みつつ、気持ちは切り替えて広島戦へ。

【8月14日〜16日】広島vs阪神 先発予想|才木・大竹・伊藤将でマツダ3連戦へ


まとめ|今日の阪神を3行で

🟢 GOOD:下村が5回2失点でプロ初勝利。坂本逆転2ラン&救援陣4回無失点

🔴 BAD:4回のバント併殺は痛かった。森下への2試合連続死球も心配

🩻 トラ技師POINT:佐藤の即反撃、坂本の“失敗からの逆転弾”、下村の投球+好守

巨人2-3阪神。

9-1、5-1と快勝した後に、最後は1点差を守り切って3連勝。

個人的には、この3戦目の勝ち方が一番大きかったと思います。

ミスがあっても取り返す。先制されても崩れない。最後は若い投手も含めたブルペンで守り切る。

そして下村の涙。

記録にも、記憶にも残る首位攻防戦になりました。

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この記事を書いた人

長崎在住、現役放射線技師。
地上波放送がないこの地で、自宅を「甲子園」にするために視聴環境を極めました。職業柄、画質の粗さと選手の怪我が許せないタイプ。「快適な観戦環境」と「マニアックな医学的視点」で、虎党の自宅ライフをサポートします。

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