【阪神2026ドラフト候補】補強ポイント6つから注目18選手を徹底分析

2026年のドラフト会議が近づくにつれて、

「阪神のドラ1は誰になる?」

「今年は投手に行くべき?それとも野手?」

と、候補選手の名前が気になってきた阪神ファンも多いはず!

もちろん「一番評価の高い選手を獲る」という考え方もあります。

でも、ドラフトってそれだけじゃないんですよね。

今の阪神に何が足りないのか。さらに3年後、5年後にどのポジションで世代交代が必要になるのか。

そこまで考えると、ドラフトの見え方はかなり変わってきます。

現在の阪神には、小幡竜平、山田脩也、百﨑蒼生ら若い内野手がいて、捕手にも嶋村麟士朗、中川勇斗、町田隼乙、藤田健斗らがいます。一方、一軍では坂本誠志郎、梅野隆太郎、伏見寅威ら経験豊富な捕手が中心。外野では近本光司、森下翔太らが主力を担っています。つまり、今回考えたいのは単純な「今の穴」ではなく、数年先の阪神を強くする補強です。

そこで今回は、トラ技師が考える阪神の2026年ドラフト補強ポイントを、

  1. 次世代の正捕手
  2. 将来の中軸を担う長距離打者
  3. 将来の先発を担う高校生投手
  4. 守備力を武器にできるショート
  5. センターを守れる外野手
  6. 勝ちパターン候補になれる剛腕投手

の6つに分類。

それぞれ3人ずつ、計18人をピックアップしました。

高校生・大学生・社会人をできるだけバランス良く選び、「現役選手でいうと誰タイプなのか」「阪神との相性はどうか」まで見ていきます。

なお、ここで紹介する「現役選手タイプ」は、体格・プレースタイル・球質・守備位置などからプロでのイメージをつかみやすくするためのトラ技師独自比較です。同じ成績や到達点になるという意味ではありません。

※年齢は2026年8月19日時点。身長・体重・最速球速は公式プロフィールや直近報道を基準にしていますが、高校生を中心に媒体や測定時期によって若干異なる場合があります。

【関連記事:2026年ドラフト会議|トラ技師がドラ1候補12人を徹底予想】


目次

結論|阪神の2026年ドラフト補強ポイント6つと候補18人

まずは全体像から見てみましょう。

優先度補強ポイント候補所属現役選手タイプ
1次世代正捕手渡部海青山学院大長打力を加えた坂本誠志郎
前嶋藍亜細亜大坂本誠志郎
内藤蒼浦和学院高若月健矢
2将来の中軸藤澤涼介東京ガス万波中正
春山陽登大阪商業大細川成也
田中諒日大三高岡本和真
3高校生先発織田翔希横浜高才木浩人
前田侑大高岡第一高松井裕樹
末吉良丞沖縄尚学高宮城大弥
4守れるショート光弘帆高明治大矢野雅哉
島袋皓平大阪ガス源田壮亮
池田聖摩横浜高泉口友汰
5センター候補榊原七斗明治大近本光司+長打力・強肩
柴崎聖人王子藤原恭大
牟禮翔九州国際大付高万波中正
6剛腕リリーフ候補川尻啓人亜細亜大山崎颯一郎
仲井慎駒澤大平良海馬
林晃成桐光学園高杉山一樹

もちろん、ドラフト順位を予想したランキングではありません。

「阪神の補強ポイントにハマるか」

という視点で選んだ18人です。


なぜこの6つ?阪神の補強ポイントを3〜5年後から考える

① 捕手|「今困っている」ではなく世代交代を準備する

一軍には坂本誠志郎、梅野隆太郎、伏見寅威と経験豊富な捕手が揃っています。

一方、レギュラー候補とは言えませんが次の世代には嶋村麟士朗、中川勇斗、町田隼乙、藤田健斗らがいます。

だから、

「捕手がいないからドラフトで取る」

という状況ではありません。

それでも優先度1としたのは、捕手は育成に時間がかかり、世代交代が必要になってから探していては遅いポジションだからです。

もし正捕手候補になれる選手がドラフト市場にいるなら、現在の人数だけを理由に見送るべきではないでしょう。


② 長距離打者|佐藤輝明・森下翔太の“次”を作る

阪神には佐藤輝明、森下翔太、大山悠輔という中軸がいます。

さらに2025年ドラフトでは立石正広、谷端将伍、岡城快生ら野手も獲得しました。

それでも、長距離打者は何人いても困りません。

外国人打者への依存度を下げる意味でも、

「日本人で20〜30本を期待できる打者」

は非常に価値があります。

今年は大学生投手が豊富だからこそ、希少な右の大砲を先に確保する戦略もありです。


③ 高校生投手|次の才木を今から仕込む

即戦力投手は毎年必要です。

しかし、村上頌樹や才木浩人の次、そのまた次まで考えるなら、高卒投手を数年かけて育てるルートも欠かせません。

2026年は織田翔希を筆頭に、高校生投手にもかなり面白い素材がいます。


④ ショート|「人数」より一軍で守れるか

阪神には小幡竜平、高寺望夢、さらに山田脩也、百﨑蒼生など若い内野手がいます。

だからショートは明確な穴ではありません。

それでも遊撃手を候補に入れる理由は、

プロの一軍でショートを守れる選手自体が希少だから。

守備力の高い遊撃手を追加できれば、現在の若手との競争も激しくなります。


⑤ センター|近本の後継は必要になる前に育てたい

近本光司は1994年11月9日生まれで、2026年シーズンは31歳。

もちろん今すぐセンターを交代する話ではありません。

ただしセンターは、脚が速ければ誰でも守れるポジションではない。

打球判断、スタート、守備範囲、肩、両翼との連係まで求められます。

ポスト近本は「必要になってから」ではなく数年前から準備したい。

その意味でセンター候補は優先度を高くしています。


⑥ 剛腕リリーフ|阪神の強みを次世代へつなぐ

工藤泰成、木下里都、石井大智を筆頭に、阪神のブルペンは大きな武器です。

だからこそ、

弱点だから補強するのではなく、強みを維持するために補強する。

これもドラフト戦略です。

ここで紹介する3人は「現在リリーフ専門」という意味ではありません。

プロで1イニングの出力を最大化した場合に面白そうな剛腕

という観点から選びました。


優先度1|次世代の正捕手候補

渡部海|ドラ1を使ってでも欲しい正捕手候補

21歳/青山学院大
智辯和歌山高→青山学院大
180cm・92kg/右投右打/捕手

2026年の捕手では、まず名前を挙げたいのが渡部海です。

智辯和歌山高時代から全国舞台を経験し、青山学院大でも主力捕手として活躍。2026年春の東都大学リーグでは12試合で打率.282、1本塁打、10打点を記録し、捕手部門のベストナインに選ばれました。大学日本代表にも選出されています。

強み

最大の魅力は、捕手としての総合力。

打撃だけ、肩だけではなく、

「正捕手として試合を任せられる可能性」

に価値があります。

高校・大学の大舞台を経験していることも大きい。

課題・確認点

プロでは守備力だけでなく、140km/h後半〜150km/h台の直球や一級品の変化球を打ち返す能力も求められます。

大学での完成度が高いからこそ、プロでも打撃を落とさず正捕手争いに入れるかがポイントでしょう。

現役選手タイプ

長打力を加えた坂本誠志郎。

ゲームを任せられる捕手という坂本のイメージに、さらに打撃で長打を期待できるタイプです。

阪神との相性:★★★★★

将来の正捕手をドラフト1位で確保する方針なら、私は最有力候補に挙げます。

しかも渡部は侍ジャパンのプロフィールで、阪神ファンだったことも明かしています。

これはちょっと見たくなる!


前嶋藍|守備から投手陣を支えられる捕手

21歳/亜細亜大
横浜隼人高→亜細亜大
175cm・84kg前後/右投右打/捕手

前嶋藍は、渡部とは少し違った魅力を持つ大学生捕手です。

2026年春は12試合で打率.256、2本塁打、10打点。大学日本代表にも選出され、国際大会でも強肩を見せています。

強み

前嶋で特に評価したいのはスローイングと捕手としての守備力。

二塁送球1秒8秒台を計測する強肩が紹介されるなど、盗塁を止められる能力があります。

課題・確認点

打撃は2026年春に上向いたものの、大学通算で見ると波もあります。

「守れる捕手」から、

「守れて打線にも入れたい捕手」

へもう一段上がれるかがポイントです。

現役選手タイプ

坂本誠志郎タイプ。

自分の打撃だけでなく、投手の持ち味を引き出すことでチームへ貢献する捕手というイメージです。

阪神との相性:★★★★☆

ドラ1を他ポジションに使い、2位以降で次世代捕手を狙う展開ならかなり気になる存在です。


内藤蒼|高校生から育てたい強肩強打の捕手

18歳/浦和学院高
181cm・88kg/右投右打/捕手・外野手

高校生捕手で注目したいのが浦和学院の内藤蒼。

浦和学院自身も2026年夏の注目選手として「打力」「扇の要」の両面を挙げています。二塁送球は1秒8〜1秒9台が紹介され、2026年夏の埼玉大会では23打数11安打、打率.478、1本塁打、8打点と打撃でも結果を残しました。

強み

高校生としては打力と肩を両方持っていること。

高卒捕手は育成に時間がかかりますが、逆に言えば18歳からプロ仕様の捕手として育てられます。

課題・確認点

本格的に捕手を務め始めてからの経験は、大学生捕手ほど長くありません。

配球、捕球、ワンバウンド処理などを含め、プロで捕手としてどこまで伸ばせるかはこれからです。

現役選手タイプ

若月健矢タイプ。

強肩を土台に、打撃でも価値を出せる捕手へ育つイメージです。

阪神との相性:★★★★☆

即戦力ではなく、5年後の正捕手を作る指名なら面白い。

トラ技師の結論

完成度なら渡部。守備なら前嶋。高卒から育てるなら内藤。

この3人は獲得するドラフト順位と育成期間まで含めて比較したいです。


優先度2|将来の中軸を担う長距離打者

藤澤涼介|右の大砲なのに動ける。希少価値が高い社会人野手

24歳/東京ガス
佐野日大高→横浜国立大→東京ガス
187cm・90kg/右投右打/外野手

藤澤涼介は、今年の野手候補で阪神との相性をかなり高く評価しています。

2026年JABA静岡大会では21打数9安打、打率.429。本塁打も放ち、首位打者・新人賞を獲得しました。東京ガスではすでに主力として経験を積んでいます。

強み

187cm・90kgという体格から生まれる右の長打力。

しかも、ただ大きいだけではなく身体能力もある。

「右の大砲+外野手」

というだけで今年のドラフトでは希少です。

課題・確認点

社会人からプロへ行けば、平均球速も変化球の質も上がります。

プロの速球への対応力を維持しながら、長打を打てるかが最大のポイントです。

現役選手タイプ

万波中正タイプ。

大型右打者の長打力という意味での比較ですが、藤澤にはセンターも視野に入る運動能力があります。

阪神との相性:★★★★★

右の長距離砲を補強するなら文句なしに面白い。

佐藤輝明・森下翔太らに続く中軸候補を追加できれば、打線の厚みはさらに増します。


春山陽登|大学球界屈指の右のパワーヒッター

21歳/大阪商業大
敦賀気比高→大阪商業大
177cm・90kg/右投右打/外野手

春山陽登は「打球を飛ばす」という一点なら非常に分かりやすい候補です。

2026年春の関西六大学リーグでは打率.393、1本塁打、8打点、出塁率.571を記録し、外野手部門のベストナイン。大学日本代表にも選出されています。過去にはリーグ戦で1試合3本塁打も記録しました。

強み

強いスイングで打球を飛ばせる右打者。

さらに2026年春は出塁率も高く、

「何でも振る大砲」ではない

ところも魅力です。

課題・確認点

長打力をプロでも発揮するには、速球と落ちる変化球への対応が必要。

大学通算では三振もあるため、コンタクト率は引き続き確認したいポイントです。

現役選手タイプ

細川成也タイプ。

強いスイングで一発を生み出し、中軸を打てる右打者というイメージです。

阪神との相性:★★★★☆

春山は阪神タイガースジュニア経験者でもあります。

右の長距離砲として甲子園へ帰ってきたら……これは熱い!


田中諒|高校生から育てたい“右の4番”

17歳/日大三高
180cm・92kg/右投右打/捕手・一塁手

日大三の田中諒は、高校生野手の中でも特に長打力が目立つ選手です。

2025年夏の甲子園では4番・一塁手として打率.364、2本塁打、5打点。新チームでは主将となり、捕手にも挑戦しています。2026年夏も西東京大会で中軸を担い、敗れた準決勝でも安打と打点を記録しました。NPBスカウトから長打力を高く評価する声も報じられています。

強み

最大の武器は、もちろん右の長打力。

180cm・92kgの身体から強いスイングができ、低反発バットでも甲子園で2本塁打を打った実績があります。

課題・確認点

プロでどこを守るのか。

捕手として育てるのか、一塁を中心に打撃を伸ばすのかで選手像は大きく変わります。

現役選手タイプ

岡本和真タイプ。

もちろん現時点の完成度ではなく、右の大型スラッガーとして中軸を担う将来像の比較です。

阪神との相性:★★★★☆

高卒野手をじっくり育てられるなら面白い候補。

打撃だけで一軍への道を切り開ける素材です。

別枠|菰田陽生を「打者」として評価したら?

山梨学院の195cm・102kg、菰田陽生も忘れてはいけません。

投手として150km/h超を投げながら、打者としても高校通算本塁打を積み重ねる規格外の二刀流。

もしプロが野手・菰田を高く評価するなら、当然このカテゴリーの最上位候補に入ってきます。

詳しくはドラ1候補12人の記事で掘り下げています。

【関連記事:2026年ドラフト会議|トラ技師がドラ1候補12人を徹底予想】


優先度3|将来の先発を担う高校生投手

織田翔希|高校生エース候補ならやっぱりこの右腕

18歳/横浜高
186cm・80kg台前半/右投右打
最速157km/h

2026年高校生投手の中心にいるのが織田翔希です。

8月18日の夏の甲子園準々決勝・花巻東戦では9回7安打、10奪三振、123球で完封。最速156km/hを計測し、横浜高では松坂大輔以来となる甲子園通算3完封を記録しました。

強み

186cmの身体から投げる150km/h台のストレート。

さらにスライダーや落ちる球も使え、

「球速が速い高校生」で終わらない投球

ができる点を評価したいです。

阪神もスカウト陣を送り、高い評価を示す報道があります。

課題・確認点

高校生なので、プロのローテーションで年間100イニング以上を投げる身体作りはこれから。

球速をさらに上げるだけでなく、150km/h前後でも制球と変化球で抑えられる投手になれるかが重要です。

現役選手タイプ

才木浩人。

長身、高出力の直球、落ちるボールで空振りを奪う。

阪神ファンなら一番イメージしやすい比較でしょう。

阪神との相性:★★★★★

「次のエースを高校生から育てる」なら、私は最優先級。

競合覚悟でも検討したくなる素材です。


前田侑大|173cmから156km/h。左腕のロマンが凄すぎる

17歳/高岡第一高
173cm・72kg前後/左投左打
最速156km/h

前田侑大は、この夏に評価を一気に上げた高校生左腕です。

富山大会では最速156km/hを計測。さらに富山北部戦では9回ノーヒットノーラン、20奪三振という衝撃的な投球を見せました。複数のNPB球団が視察しています。

強み

何と言っても、

左で156km/hを投げ、三振が取れる。

173cmという身長だけを見れば大型ではありませんが、ボールの出力は高校生トップクラスです。

課題・確認点

一方、20奪三振のノーヒットノーランでは9四死球もありました。

圧倒的な球威を持つ一方、

ストライクゾーン内で勝負し、球数を減らせるか

は重要な成長ポイントです。

現役選手タイプ

松井裕樹タイプ。

大柄でなくても、左から強いボールを投げ込み、三振で打者を圧倒できるタイプという意味です。

阪神との相性:★★★★☆

即戦力ではありません。

しかし3〜5年後の左のエース候補として考えるなら、これほど面白い素材はなかなかいません。


末吉良丞|甲子園優勝投手という経験値は大きな武器

17歳/沖縄尚学高
176cm・94kg/左投左打
最速150km/h

末吉良丞は、2025年夏の甲子園で沖縄尚学を全国優勝へ導いた左腕です。

2026年は左肘のコンディションに関する報道があり、実戦復帰後の夏の甲子園では横浜戦に先発。3回66球、6安打3失点で降板し、チームも初戦敗退となりました。

現在の評価だけを見れば、織田との差がついたという見方もあるでしょう。

それでも私は末吉を外したくありません。

強み

高校2年で全国優勝投手になった大舞台での経験。

左腕から150km/hを投げ、複数の球種を使いながら試合を作れる。

単純な最大球速だけでは測れない魅力があります。

課題・確認点

ドラフトまでに、投球の出力や実戦での安定感をどこまで戻せるか。

なお、報道されたコンディション以上の病名や損傷部位を、映像などから推測することはしません。

現役選手タイプ

宮城大弥タイプ。

大柄ではない左腕が直球、変化球、投球術を組み合わせて勝つイメージです。

阪神との相性:★★★★☆

現在地だけでなく、本来持っているポテンシャルをどう評価するか。

ドラフト会議まで追いかけたい選手です。

トラ技師POINT|高校生投手は「最高球速」だけで見ない

投球は腕だけではなく、下半身、骨盤、体幹、肩、肘へと力を伝えていく全身運動です。

だから、

「157km/hだからA」
「150km/hだからB」

という単純比較ではありません。

フォームの再現性、変化球、制球、身体の成長余地まで含めて見ると、高校生投手はもっと面白くなります。

ただし、投球フォームの映像だけを見て「この選手は故障する」「靱帯が傷んでいる」と医学的に判断することはできません。

この記事でも、公表された事実以上の診断や推測は行いません。

【関連記事:トラ技師の視点|野球選手の怪我と検査をやさしく解説】


優先度4|守備力を武器にできるショート

光弘帆高|守備からプロへの道を切り開きたい大学生遊撃手

22歳/明治大
履正社高→明治大
178cm・84kg/右投左打/遊撃手

明治大の光弘帆高は、大学球界で豊富な遊撃経験を持つ選手です。

2025年秋には東京六大学の遊撃手部門でベストナイン。2026年春は12試合、打率.205、0本塁打、7打点で、守備でも3失策を記録しました。なお、2026年春の遊撃手ベストナインは光弘ではなく立教大・林純司です。

ここは評価を冷静に見たいところです。

強み

178cm・84kgと遊撃手としてしっかりした身体があり、肩も強い。

深い位置からアウトを取れる能力はプロでも重要です。

課題・確認点

2026年春は打率.205。

さらに守備でもミスがあったため、

「守備型だから守備は問題ない」と決めつけず、秋に安定感を取り戻せるか

を確認したいです。

現役選手タイプ

矢野雅哉タイプ。

まず遊撃守備で試合に出る理由を作り、打撃を後から積み上げるイメージです。

阪神との相性:★★★☆☆

阪神には若いショート候補がすでに複数います。

だからこそ上位指名というより、現在の若手と競争できる守備力を評価する候補です。


島袋皓平|強肩とスピードが武器の社会人ショート

24歳/大阪ガス
沖縄尚学高→東北福祉大→大阪ガス
180cm・80kg/右投右打/遊撃手

大阪ガス公式プロフィールでも、自身のセールスポイントとして**「肩の強さ・スピード」**を挙げる島袋皓平。

大学時代にはMVP、本塁打王、複数回のベストナインを経験し、社会人でさらに実戦経験を積んでいます。

強み

ショートとして重要な肩とスピード。

社会人選手なので、高校生より完成度を求められる立場でもあります。

課題・確認点

2026年の主要大会では、打撃で圧倒的な数字を残しているわけではありません。

守備だけでなく、

プロで打席を与えたくなる打力まで示せるか

が指名順位を左右しそうです。

現役選手タイプ

源田壮亮タイプ。

守備力を最大の武器としてショートに定着する方向性の比較です。

阪神との相性:★★★☆☆

守備から一軍に入れるショートを求めるなら候補。

即戦力性をどこまで評価するかでしょう。


池田聖摩|高校生ショートならかなり面白い!

18歳/横浜高
176cm・70kg台後半/右投左打/遊撃手・投手
投手として最速152km/h

高校生遊撃手で特に注目したいのが池田聖摩です。

2026年は公式主要大会で打率.361、16打点、4盗塁。夏の神奈川大会では打率.500を記録し、甲子園でも8月18日の準々決勝終了時点で18打数6安打、打率.333。投手としても最速152km/hを持ちます。

本人も守備を一番の武器として挙げており、甲子園でも遊撃で軽快な動きを見せています。

強み

投手で152km/hを投げるだけに肩が強い。

それに足の運び、送球までの速さが加わります。

課題・確認点

高校生なので、木製バットへ移行した後の打撃は未知数。

プロでレギュラー遊撃手になるなら、守備だけでなく打撃でも一定の出塁能力が必要です。

現役選手タイプ

泉口友汰タイプ。

安定した遊撃守備を土台に、左打席から打撃でも価値を積み上げていくイメージです。

阪神との相性:★★★★☆

小幡、山田、百﨑がいるからこそ、

池田まで加えて競争させる。

高卒から長期育成するなら非常に面白い候補だと思います。


優先度5|センターを守れる外野手

榊原七斗|“近本+長打力・強肩”なら面白すぎる

22歳/明治大
報徳学園高→明治大
173cm・79kg/左投左打/外野手

阪神目線で、このカテゴリーの本命は榊原七斗です。

2026年春の東京六大学では12試合で打率.277、2本塁打、8打点。大学通算では79試合で打率.298、11本塁打、45打点と、小柄ながらしっかり長打を記録しています。

さらに大学日本代表ではWCBC優勝に貢献し、大会MVPを獲得。

守備範囲、強肩、打撃を兼ね備えるセンター候補です。

強み

173cmという数字だけを見れば近本を連想しますが、榊原は大学で二桁本塁打。

さらに肩も強い。

「小柄な俊足巧打タイプ」と一括りにできないのが魅力です。

課題・確認点

2026年春は47打数で12三振。

プロの速球・変化球を相手に、コンタクト力をどこまで維持できるかを見たいです。

現役選手タイプ

近本光司+長打力・強肩。

本人自身も近本を理想像として挙げています。

阪神との相性:★★★★★

報徳学園出身で、センターを守れて、左打ちで、長打もある。

ポスト近本候補として阪神に来たら面白すぎる!

個人的には渡部海と並んで、野手では特に注目しています。


柴崎聖人|社会人の即戦力センター候補

24歳/王子
岐阜第一高→大阪経済大→王子
173cm・83kg/右投左打/外野手

柴崎聖人は、大学から社会人へ進んでさらに評価を高めている外野手です。

2025年都市対抗では5試合で打率.333、2本塁打、3打点、3盗塁を記録して若獅子賞を受賞。社会人ベストナインにも選ばれています。2026年もJABA大会で安打・盗塁を積み重ねています。

強み

走力だけではなく、一発もあること。

センターを守りながら長打まで期待できれば、一軍ベンチにも置きやすい選手です。

課題・確認点

社会人のトップ投手を相手に結果を残している一方、三振は少なくありません。

プロの高出力投手への対応がポイントです。

現役選手タイプ

藤原恭大タイプ。

俊足の左打ち外野手でありながら、長打でも試合を動かせるイメージです。

阪神との相性:★★★★☆

数年後ではなく、

比較的早く一軍外野争いへ入ってほしい

なら榊原とは違った魅力があります。


牟禮翔|180cm・89kgでセンター。高校生なら夢がある

18歳/九州国際大付高
180cm・89kg/右投右打/外野手

高校生センター候補には牟禮翔を推します。

180cm・89kgのしっかりした体格がありながら、50m6秒0、遠投105mと紹介される身体能力を持ち、高校通算本塁打も25本前後。2026年夏も「1番・センター」を務め、福岡大会では逆方向への決勝本塁打も放ちました。

強み

高校生で、

サイズ・長打・脚・肩・センター守備

を一通り持っていること。

これはかなり魅力的です。

課題・確認点

高校時代から打撃には波もあります。

プロでは守備位置をセンターで維持しながら、木製バットで確率を上げられるかがポイントです。

現役選手タイプ

万波中正タイプ。

大型右打者の長打力と高い身体能力という部分です。

阪神との相性:★★★★☆

高卒から3〜5年かけて「大きなセンター」を育てる。

近本とは全く違うタイプの後継候補というのも面白いです。

長崎虎党の別枠注目|黒田義信も忘れられない!

22歳/東日本国際大
九州国際大付高→東日本国際大
180cm・83kg/右投左打/外野手

黒田義信は、トラ技師ブログでは外せません。

侍ジャパン公式プロフィールによると、

大塔小SBC・佐世保チョッパー→黄城ボーイズ(日宇中)→九州国際大付→東日本国際大。

そう、佐世保育ちです。

2026年大学日本代表にも選出され、WCBC準決勝では本塁打も記録。

走・攻・守を総合的に評価したい外野手です。

現役選手タイプは辰己涼介をイメージ。

長崎から阪神を追いかける身としては、どうしても気になります!


優先度6|勝ちパターン候補になれる剛腕投手

川尻啓人|189cmから150km/h台後半。短い回ならさらに怖い?

21歳/亜細亜大
高岡商高→亜細亜大
189cm・93kg/右投左打
最速158km/h級

川尻啓人は、とにかくサイズと出力が魅力です。

2026年春の東都大学リーグでは6試合(4先発)、20回2/3、23奪三振、防御率2.61。先発として登板していますが、189cmの身体から150km/h台後半を投げられる点は大きな武器です。

強み

圧倒的なストレートのスケール。

プロで先発として育てる可能性ももちろんあります。

ただ、もし1イニングへ出力を集中させたら――。

かなり面白そうじゃないですか?

課題・確認点

大学で本格的に投手として実績を積んだ期間はまだ長くなく、鈴木泰成ら最上位大学生投手ほど安定した成績ではありません。

変化球と制球の安定がポイントです。

現役選手タイプ

リリーフで考えるなら山崎颯一郎タイプ。

長身から150km/h台後半を投げ込むパワーアームというイメージです。

先発素材として見れば、達孝太に近い将来像も考えられます。

阪神との相性:★★★★☆

ブルペンへ入って球速をさらに生かすのか。

先発でスケールを伸ばすのか。

使い方まで含めて夢のある右腕です。


仲井慎|158km/h。先発でも救援でも面白い剛腕

22歳/駒澤大
下関国際高→駒澤大
177cm・83kg/右投右打
最速158km/h

仲井慎といえば、下関国際時代の甲子園を覚えている方も多いでしょう。

当時はショートと投手を兼任。

大学では投手に専念し、2026年には最速158km/hまで球速を伸ばしました。春は東都2部で8試合、45回、35奪三振、防御率2.80。先発として経験を積んでいます。

強み

177cmながら158km/hを投げられる高い出力。

元遊撃手だけにフィールディングなどの運動能力も魅力です。

課題・確認点

158km/hという最大値だけでなく、

試合を通して150km/h前後の強い球を再現できるか

がプロ評価では重要。

一軍先発を目指すなら制球・変化球もさらに磨きたいところです。

現役選手タイプ

平良海馬タイプ。

コンパクトな身体から強烈な直球を投げ、先発・リリーフの両方を想像できる剛腕です。

阪神との相性:★★★★☆

石井大智のように、

短いイニングで三振を奪える投手

として育ったら相当面白い。

もちろん先発適性を見切る必要はありません。


林晃成|190cm超の高校生パワーアームを育てるロマン

17歳/桐光学園高
190〜191cm・80kg台/右投右打
最速151km/h

高校生枠として選んだのが桐光学園の林晃成です。

一冬で球速を大きく伸ばし、2026年には最速151km/h。夏の神奈川大会初戦では先発で3回1安打無失点、6奪三振を記録しました。桐光学園は決勝で横浜に敗れましたが、林はプロ志望の意向を示しています。

強み

まず190cmを超えるサイズ。

高校生なので、身体がさらに強くなれば球速が伸びる可能性もあります。

短いイニングなら高い位置から強いストレートを連発できる素材です。

課題・確認点

まだ完成された投手ではありません。

制球、変化球、身体作りなど、時間をかけて伸ばしたいタイプです。

現役選手タイプ

杉山一樹タイプ。

完成度の比較ではなく、

長身・高出力の右腕が短いイニングで能力を最大化する将来像

としての比較です。

阪神との相性:★★★☆☆

即戦力中継ぎではありません。

ただ、高卒から数年育てて150km/h台後半を連発するリリーバーになれば大成功。

こういう「育成する剛腕」を一人抱えておくのも面白いと思います。

トラ技師の結論

即戦力性なら川尻・仲井。長期育成のロマンなら林。

ただし川尻・仲井は先発としての可能性も十分あるので、「最初から中継ぎ限定」で考える必要はありません。


トラ技師ならどう指名する?阪神ドラフト3つのシナリオ

18人見てきました。

では実際に阪神のドラフトを組むならどうするか。

私は大きく3パターンを考えます。

プランA|次世代正捕手を最優先するなら渡部海

1位候補は渡部海。

捕手は希少ポジションなので、「後で別の選手を取ればいい」が通用しにくい。

正捕手候補として渡部を確保し、その後に残っている高校生投手、遊撃手、剛腕投手を狙います。

個人的には最も阪神の将来へ与える影響が大きいプランです。


プランB|次のエースを作るなら織田翔希

競合してでも高校生No.1級右腕へ。

織田翔希→才木浩人

という未来が実現したら……想像するだけでたまりません。

大学生投手が豊富な年だからこそ、逆に高校生の最高素材へ行くという考え方です。


プランC|希少な野手を先に確保する

投手が豊富なら、

「投手は後からでも獲れる」

と判断する球団があっても不思議ではありません。

そうなると候補は、

榊原七斗か藤澤涼介。

センターという希少性なら榊原。

右の長距離砲なら藤澤。

阪神の編成がどちらをより必要と考えるかで、大きく変わります。

なお、「この選手なら2位で残っている」といった断定はできません。

ドラフトは他球団の指名によって大きく動くからです。


ドラフト会議までに18人のどこを見る?

大学生なら秋季リーグ。

春に結果を残した選手がもう一度同じ投球・打撃をできるのか。有馬伽久のように秋の内容次第で評価が大きく変わる選手もいます。

社会人なら都市対抗などの大舞台で、プロ候補クラスの投手・打者を相手にどこまで結果を出せるか。

高校生については、夏の甲子園だけでなくプロ志望届を提出するかも重要です。

そしてもう一つ。

「阪神のスカウトが視察した=阪神が指名する」ではありません。

有力候補なら12球団が情報を集めるのは当然。

スカウトコメントは重要な材料ですが、それだけで「阪神ドラ1確定!」と判断しないようにしたいですね。


よくある質問

阪神の2026年ドラフト最大の補強ポイントは?

トラ技師予想では次世代捕手を1位にしました。

現在の一軍捕手が弱いという意味ではなく、数年後の世代交代まで考えた順位です。

渡部海クラスの捕手がドラフト市場にいる年だからこそ、検討する価値があります。

阪神は捕手をドラ1で取るべき?

渡部海を「将来の正捕手」と評価するなら、十分アリだと思います。

逆に渡部を逃した場合は、前嶋藍や高校生の内藤蒼など、別の順位で捕手を補強する選択肢もあります。

近本光司の後継候補は誰?

今回の候補では榊原七斗を最も高く評価します。

センター守備だけでなく、大学通算11本塁打の長打力と強肩まであるのが魅力です。

即戦力性なら柴崎聖人、長期育成なら牟禮翔も面白いでしょう。

高校生投手なら誰が阪神に合う?

現時点では織田翔希。

右の大型先発として、将来のエースを狙えるスケールがあります。

左腕なら前田侑大、完成度と大舞台経験なら末吉良丞です。

中継ぎ投手をドラフト上位で取る価値はある?

あります。

特に優勝を争うチームでは、7〜9回を任せられる投手の価値は非常に高い。

ただし今回挙げた川尻・仲井は先発としての可能性もあります。

ドラフト時点から役割を限定せず、プロ入り後に最も能力を発揮できる場所を探すのが理想でしょう。


まとめ|阪神のドラフトは「今の穴」より3〜5年後を見ると面白い!

2026年の阪神ドラフト。

今回、6つの補強ポイントから18人を選びました。

次世代捕手なら、

渡部海・前嶋藍・内藤蒼。

将来の中軸なら、

藤澤涼介・春山陽登・田中諒。

高校生先発なら、

織田翔希・前田侑大・末吉良丞。

ショートなら、

光弘帆高・島袋皓平・池田聖摩。

センターなら、

榊原七斗・柴崎聖人・牟禮翔。

剛腕投手なら、

川尻啓人・仲井慎・林晃成。

そして長崎虎党としては、佐世保育ちの黒田義信も追いかけたい!

大事なのは、

「今、一軍で誰が足りないか」だけでドラフトを考えないこと。

坂本・梅野の次は誰なのか。

佐藤輝・森下の次の中軸は誰なのか。

才木の次にエースになる投手は誰なのか。

近本の次に甲子園のセンターを守るのは誰なのか。

そして石井大智らが築いている強力ブルペンを、誰が次の世代へつないでいくのか。

そんな3年後、5年後の阪神を想像しながら見ると、ドラフト会議は一気に面白くなります。

今年、この18人の中から縦縞を着る選手はいるのでしょうか。

そして数年後、その選手が甲子園のど真ん中で活躍していたら――。

ドラフトって、やっぱり夢がありすぎる!

今後も秋季リーグや社会人野球、各球団のスカウト動向を確認しながら、ドラフト会議直前まで候補を更新していきます。

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この記事を書いた人

長崎在住、現役放射線技師。
地上波放送がないこの地で、自宅を「甲子園」にするために視聴環境を極めました。職業柄、画質の粗さと選手の怪我が許せないタイプ。「快適な観戦環境」と「マニアックな医学的視点」で、虎党の自宅ライフをサポートします。

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